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メンタルヒーリング
~心理カウンセリング~

潜在意識の傷。自分を知る、今を生きる

ストレスは潜在意識と大きく関わっています。

その潜在意識は、自分では容易に変えることはできません。
親子間がうまくいかない、社会生活に溶け込めない……など、自分を変えることが出来ない人達は苦しんでいます。

既述しましたように、うつ病になる原因が家庭環境や社会環境にあります

人類の進歩とは逆に、現代社会はストレスが大きくなっています。進歩とは便利で、物が豊かになり生活にゆとりがもてる事を言います。しかし、心の病は増加する一方で、精神的病にかかる人達が増えてきています。

物質的な豊かさと精神的豊かさは、必ずしも正比例しません。これからも人類は物の豊かさを追求し続けるでしょう。そこで働く人たちは、ストレスを感じながら生活せざるを得ません。

そこで社会は変えられないので、人間の意識を変える事が重要です。

つまりストレス社会に生きているという自覚を持つ事。
そしてストレスに感じている自分の意識と向き合う事が大切です。

日頃ストレスに感じ、心の病を患っている方の右脳と左脳のバランスはこのようになっています。

  • 感情脳、主観脳、右脳、潜在意識
  • 左脳、理性・知性脳、客観脳、顕在意識

これは、右脳優位になり理性や知性で感情を押さえられない、または制御できていない状態です。
この潜在意識が傷ついている時、心の病になることが多いのです。

潜在意識に傷が少なく、社会経験の中で人との関わり合いや付き合い方を学び理性や知性が感情を程よく(あまりストレスに感じることなく)コントロールすることができればこのように変化していきます。

  • 感情脳、主観脳、右脳、潜在意識
  • 左脳、理性・知性脳、客観脳、顕在意識

これは、左脳優位で理性や知性が、感情をコントロールできている状態です。岡田斗司夫さんが、推奨しているレコーディングダイエットがこの良い例です。
食べたいという感情脳を、自分の日々の体重を知る事で理性脳が働き制御する方法です。自分の体重を可視化することで、感情脳に働きかけ食欲を抑制できるようになります。

ストレスや悩みを抱いた時、それを文章に(可視化)し自分の心を顕在化する事で頭の中が整理されます。
これも、左脳で考える方法です。また家計簿をつけて、浪費癖を改善する方法も同じ考え方によるものです。

ストレスに感じている自分の意識に向き合うとは、左脳を使い自分を客観視することです。
そして自分を客観視することとは、自分を知ることです。

しかし人間は、自分の事を良くわかっていません。
自分を知る(自分自身と向き合う=内観)ということが、大切なのです。

人間は、自国の良さをわかっていない

もちろん日本人も、日本の良さをわかっていません。
かつて北海道のニセコスキー場は、バブル時期の過剰投資の影響もあり客足減で町全体が衰退していました。しかし観光に訪れたオーストラリア人がその雪質に驚き、その後民宿などの開発に投資し、オーストラリア人観光客の誘致に成功し脚光を取り戻した実例があります。
日本人は、ニセコの雪質の素晴らしさに気が付いていなかったのです。

海外で生活すると、日本の良さや素晴らしさを改めて知ることがあります。
これは、海外から日本を俯瞰して見ている状態です。
これは、家族生活でも同様の事が言えます。他の人の家庭に触れあってその互いの良さを発見することもあります。

それを自分に置き換えるとどうなるのか…。
自分を知るということは、決して自分の心の中にあるものではありません。
つまり自分を知るとは、他人を知ることなのです。

中田英寿さんが、サッカーを引退し自分探しの旅に出る為に、世界中を旅して人々と触れあうことをしました。サッカー以外の事を、あまり知らなかった彼にとってはその旅は新鮮だったと思います。
他人を知って自分が何に興味があるのか?何が出来るのか?本当の自分を知る事が出来るのです。

他人を知って、初めて自分というものが明確になっていきます。
そして他人を知るということは、他人を受け入れることを言います。

対人関係や物事の事象に対する人間がストレスに感じる心理とは…
人を(または起きた出来事に対し)右脳(感情)的に受け入れることが出来ないことを言います。

例えば親しい友人が亡くなったとします。ほとんどの方が、その現実を受け入れることができず悩みます。亡くなったことを、すぐに認めることは苦しいのです。しかし、年月が経つことでその現実を受け入れることが出来るように心境が変化し、次第に寂しさが軽減されていきます。人間関係においても不平や不満からその人を受け入れることが出来ず、いじめたり否定したりするのです。
また、交通事故を起こした人は、しばらくその現場に行くことに困難に感じます。
これも精神的に受け入れることが出来ない状態を言います。

受け入れることの必要性

ネガティブな感情に左右されず、精神的に安定している人は人生で最も大切な”最良に選択(決断)”ができています。心が不安定ですと、迷いが生じ決断できないばかりがその一歩を踏み出せなくなります。

自分の言う事に理解(同意)してくれない、相手の事に批判的な意見がある…。
対人関係において、他人を受け入れる事が出来ず普段ストレスに感じているようでしたら、
次のように考えます。

*ただ現実を受け止めるように心がける
これは、物事の事象に対し、ただそのような出来事があったというように受け止めるようにし、それについて感想を持たない、評価をしないと心掛けます。例えばワイドショーなどの事件に関する番組をいつも見ていると、無意識にその影響(不安感情)を受けます。
ネガティブに考える事が習慣となっている方は、TV番組などメデイアから影響を受けてしまっている事も考えられます。
*苦手な人間関係について
そういう性格(考え方)の人なのだと認めると、受け入れられるように変化しストレスは軽減されます。

しかしそれでも、受け入れることができず考え続けてしまう場合は、結論が出ないので考えること自体をやめることが必要です。

ストレスに感じている時は、右脳で捉えていますが、左脳で捉えることでストレスは軽減されます。
それは、客観脳が働き、理性・知性的に捉えるからです。

また、左脳は考え続けるという持続性がないので、精神的にも楽になってきます。

右脳と左脳の使い方でストレスを軽減させる

ポジティブな出来事は、右脳でとらえ、ネガティブな出来事については、左脳で客観的に分析してみる。

通常ネガティブな感情にはまり、グルグルと同じ事ばかり考えて続けている時は主観的に物事を考えています。客観視できないので、脳内の考える領域がせまくなり他者を寄せ付けなくなります。そこで、ネガティブな感情については左脳を使い客観視することが必要なのです。

客観視するとは、会話の中で相手のネガティブな感情を受けそうになった時、なぜネガティブな感情になっているのかを相手の立場になってに考えることです。

困難な出来事(ネガティブな事象)を、自己解決する事がその人の人間力と言えます。その為に客観視することが必要なのですが、それは すぐに意識的にできるものではありません。通常人間は、自分に起きた出来事は主観的に考え、他人の事は客観的に考える事をしているからです。
他人から相談を受けた時、容易にアドバイスできるのはこの為です。

そこで逆に考えてみる

*他人の事を主観的に考え、自分の事を客観的に考える
別の言い方をすれば、他人の事を自分に起きた出来事のように感じ自分の起きた出来事を他人事のように感じるようにするということです。
*トレーニング方法 
ドラマや映画を見た時に、自分が俳優を演じるつもりで見てみる、その登場人物に成りきった気分見て、その作品の中で意識的に主観的に考える事をします。今どんな感情になっているのか、次に発せられるセリフを予測し、少し緊張しながら他人の出来事をあたかも自分に起きた出来事の様に考えてみます。
俳優になった気分で演じるように見るということです。
このトレーニングを繰り返すと、他人の尺度で物事が考えられるように変化していきます。
映画の内容がシリアスな場合、ふと我に返り自分の事を考えると周りで起きている出来事が、大したことないと思えるように変化し、もう一人の自分が自分を俯瞰するような感覚、つまり客観視するできるように変化していきます。

人と会話をしていて、自分の事をわかってもらえない時や、相手の思いが理解できない時があります。
それで互いに衝突する訳です。つまり、自分には経験したことの無い様々な感情(人生観)を知る事が必要なのです。
うつ病の経験の無い人は、うつ病の辛さを理解できません。
しかし、うつ病を経験した人はその辛い状態を理解していることを、ポジティブに受け取ってください。

人間は、様々な生き方や考え方を理解していた方が生きやすいのです。
別の言い方をすれば、自分の経験値だけの尺度で物事を判断しないことです。
知性や理性で、ネガティブな感情の潜在意識を変えることが人格や人間力を高めていく事になります。

なぜ、愚痴を聞いてもらうだけでストレス解消になるのか?

仕事が終わり、居酒屋などで会社や家庭の事を人に話す(愚痴を言う)だけでストレス解消になるのはなぜなのでしょうか。

例えば、偶然殺人犯を目撃したとします。警察に行き、モンタージュ写真制作に協力して殺人犯の絵を作成し、その後他にもその事件の目撃者が出て来たとします。
このような場面に遭遇した時、逆に警察にも行かず、他人にもこの出来事を話さないと犯人を目撃した時の映像は、いつまでも心の中に残ることになります。これは無意識にこの出来事を絶対に忘れてはいけないという意識が働くので、記憶が留まるものです。しかし、他人とその目撃したという情報を共有することで、安心感から次第に記憶が薄れていきます。他人とその情報を共有することで、もう記憶の必要はないと無意識に脳から削除されるのです。

この例と同様に、会社や家庭の不満を、友人や同僚と共有・共感してもらう事は、安心感が生まれ気が休まり、ネガティブな感情が脳から薄れてくるのでストレス解消になるのです。自分だけの思いだけに留めておくことは、精神的には辛いことなので人とのコミュニケーションは欠く事のできないものなのです。

メンタルヒーリング 心理カウンセリングの施術について

  • 今までの人生経験の中で、人間関係(親族・友人・配偶者・会社の人間関係など)でネガティブに働いてしまう感情について考えてみてください。人に対して責めたり憎しみを抱いたりする感情です。
  • 自分に対して、ネガティブに働いてしまう思考について考えてみてください。
    自分を責めたりする自己嫌悪の感情です。
  • 物に対しての苦手意識や、場所や出来事に対してのネガティブな感情について考えてみてください。

何か悩むようになったきっかけがあるはずです。

以上のような視点で、心理分析とカウンセリングを行い、患者様同意のもと負担になっている感情を外すことを致します。
また、ご希望により、ポジティブな感情に置き換えことも致します。
この施術を受ける事で、心のみならず体も健康になっていくことが期待できます。

この施術を受ける事で、心のみならず体も健康になっていくことが期待できます

このような悩みを抱えている方もご相談ください

  • 人を愛せない、自分を愛せない・感情をコントロールできない・自分が分からない・子供を虐待してしまう・人が苦手・会話ができない
  • 頼まれると断ることができない・いつも人と比較してしまう
  • 完璧でないと気が済まない・人の目を気にしてしまう
  • 子離れ、親離れできない、人に依存している

最後に…今を生きるという事

過去の失敗した出来事に対し、後悔している人は現在幸せに生活していません。逆に、過去の失敗を糧にしている人は、過去の失敗があったからこそ今の自分がいると思っており、今を幸せに感じている人が多いのです。
東北震災の後、”あの時(震災前)は幸せだった”と、家族以外の全てを失った方が語っていましたが、今が幸せなのか?と考えてみても、それは現在が過去になってわかることなのです。いつ幸せになれるのか?
考えるよりも今日を如何に充実させるか?を考えた方が賢明です。現在困難に直面している人でも、そのことを乗り越えることで成長することを信じることが必要なのです。それは、過去の自分の失敗を無駄にしない為に、今を生きるということなのです。

*人間は、不平等を嫌い平等を求めます。しかし…
世界を俯瞰して見れば、様々な民族・人種・文化・資源・宗教・言語・習慣・気候の違い…などがあり、均衡が保たれるように創られていません。
価値観の相違もあります。それは、あたかも争いや紛争が起こりやすいようにこの地球が創られているかのようにえ思えるのです。
もし仮に、一つの民族・人種…で統一され互いに認めていたならば、争い事は起きないのではないかと考えてしまいます。
*そして地球を創った人が、もし存在するとすれば…
"このような環境下であなたはどのように生きますか?"と問いかけられているような感じもします。
これは、互いに認め合い信じあうことを求められていると思うのです。

自分の心と体に意識を向け、自分を知り人間力を高めていくということ

十種競技元日本代表、武井壮さんは、そのスポーツをする上で自分の体幹が競技にフィットしていないと十分に体を操作(動かすことが)できないと言います。
つまり自分の体を知る事から始まるということです。

同様のことが、心(精神)についても言えます。
私は、日々の自己の成長に意識を向け、その為のモチベーション(やる気)を向上させる努力を惜しまなければ、自分の思い描く人生を歩んでいけるものと信じています。どうしたら、モチベーションが上がるか?は自分自身が知っていなければなりません。

医学的には、筋肉も脳もトレーニングする事によって衰えないと言われています。
そして自分の意識や感情に注意を向け、自分を知る事が重要なのです。
生きていく上で、どのような人間になりたいのか?常に人間力を高める努力をする必要があると感じます。